「常体」と「敬体」ってなに??

皆さん、文章を書く際は何を意識していますか?主語と述語の関係でしょうか?それとも語尾の統一でしょうか?

今回は、語尾の違いに関する「常体」と「敬体」についてのお話になります。

①「常体」

文末に「~だ。」「~である。」など、通常の会話で使用する語を使う文体。論文や企画書等の自分の主張を行いたいときに多く用いられる。

(例題1)

私は、昼食にカレーを食べるのが好きだ。なぜなら、注文してから少ない待ち時間でカレーが提供されるためであり、空いたお昼の時間を有効活用できるからである。

②「敬体」

文末に、「~です。」「~ます。」など、丁寧の意を表す語を使う文体。丁寧に説明する際に用いられることが多い。

(例題2)

私は、昼食にカレーを食べるのが好きです。なぜなら、注文してから少ない待ち時間でカレーが提供されるためです。空いたお昼の時間は有効活用しています。

③「常体」と「敬体」の混在

なお、義務教育課で勉強したかと思いますが、常体と敬体を混在されると、違和感ある文章になってしまい、文章の読みづらさに繋がります。

(例題3)

私は、昼食にカレーを食べるのが好きだ。なぜなら、注文してから少ない待ち時間でカレーが提供されるためです。空いたお昼の時間は有効活用する。

なんとなく違いをお判り頂けたでしょうか?文章も洗剤と同じように「混ぜるな危険」です。自分の中で基準を作り、文末を統一することで、読みやすい文章に仕上がります。今後、文章を書く時の参考になれば幸いです。

最後に、私が執筆したこの文章は、常体でしょうか?それとも敬体でしょうか?

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吾妻 佑紀

代表 行政書士・社会保険労務士あづま総合事務所
東京都墨田区在住。行政書士と社会保険労務士の資格を活かし、総務や労務の代行を行いながら経営者の夢を実現するための支援をしていくことが使命。日本酒大好き。座右の銘は「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」